SACHIのゴールは、学校を卒業しても、
自分で成長しつづける学生を育てること
私たちは、日本語能力だけでなく、実社会に出た後に必要となる広いコミュニケーション能力の養成に力を入れています。ことばの学習というと「話す、聞く、読む、書く」といった4技能別に練習を重ねていくというイメージを持つ人も多いかもしれません。ただ、これで十分とはいえません。
SACHIでは、もちろん文法や技能別の学習も行いますが、大前提として、「ことばを使う目的」を明確にすることと、「学生自身が持っている経験や知識」を最大限に活用して、目的を達成するためにことばを使えるようになることを重視しています。そのため、学校だけでなく、学校外の場面でも意識的に学べるタスクを準備しています。また、企業の方や地域住民を巻き込み、実社会とつながる学びの機会を積極的に取り入れています。
SACHIのゴールは、学校を卒業しても、自分で成長しつづける学生を育てることです。学校で学ぶ時間は、みなさんの長い人生のほんの一部でしかありません。SACHIを卒業したら「日本語学習は終わり」ではありません。社会に出てからも必要なスキルや知識を身につけるために学びつづけることが必要です。SACHIでは、学び方(学習ストラテジー)や社会的なリソースを活用する方法もふくめた日本語教育を行っています。私たち教師も、みなさんとの時間を通して、教師として成長し続けたいと考えています。